東京オリンピック、やっぱり延期かよ。
この状況じゃ仕方ないだろう。
オリンピック頼みだったところは大変だな。
2020年はこんなに大変な年になるとは思わなかった。
本当だな。なんだかんだ言ってオリンピックだけはあると思ってたのに。
でもこれを乗り切れば・・・
次また大変なことが起こったときに
「前回はこうだった」と若い連中に偉そうにできる。
そう。だから将来偉そうにするために頑張ろう。
・・・ってそんな話じゃないだろ!
そうだ。今日はナシム・ニコラス・タレブのツイートを紹介する予定だった。
手持ちの現金で自社株買いばっかりやってた某航空会社を税金で救済するのはクソだという話だな。
タレブといえば『ブラックスワン』や『反脆弱性』が有名だが、近著は『身銭を切れ』だ。
あー。原題は”Skin in the game”だろ。
なるほど。「身銭を切れ」という訳になるのか。
gameは「狩り」という意味だね。
skin in the gameは「狩りで肌を出せ」、
つまり防具で完全防備するのではなく自分が怪我をするリスクを取ってこそ、リターンを得るべきだというタレブの哲学だ。
こういうコロナショックのような事態に備えて
現金を確保しておくのが経営者の責任なのに、
それをせずに税金で救済するのはクソという話か。
もちろん「税金で救済する」こと自体が悪いわけではない。
経営者は自社株買いで株価を上げて高い報酬を得ているが、経営者はきちんとリスクを取っているのか?という話だ。
自社株買いをやって株価を上げ、株価連動報酬を受け取るのも一つの判断だ。
だがそのために手元現金がなくなり、今回のコロナショックに会社が耐えきれなくなった場合、現金の用途を自社株買いとした判断を責任を経営者は負うべきだというのがタレブの思想だね。
「リスクに応じたリターンを受け取るべき」ということだな。
オリンピックも延期になり、感染拡大を防ぐために外出やイベントは自粛・禁止の方向に動くだろう。
こんなときは、じっくりと読書にいそしんで思索を深めるべきときだね。
やっぱりニート最高。