スプートニクニュースの2022年1月20日の記事によれば、ビル・ゲイツ氏がコロナよりたちの悪いウイルスのパンデミックが到来すると警告したという。

マイクロソフトを創始したビル・ゲイツ氏はコロナウイルスよりも格段にたちの悪いウイルスのパンデミック到来を警告し、各国政府に次なる世界規模の感染拡大に備えるため、数十億ドルを拠出するよう呼びかけている。フィナンシャルタイムズが報じた。
https://jp.sputniknews.com/20220120/9986239.html

このほかに、オックスフォード大学教授でワクチン開発に携わったサラ・ギルバート教授も、「次のパンデミックは致死性がコロナ以上のおそれがある」と警告し、ロイターに記事が掲載されている。

[ロンドン 6日 ロイター] – 新型コロナウイルスのワクチン開発に携わった英オックスフォード大学のサラ・ギルバート教授(ワクチン学)は、将来、新型コロナよりも致死率の高い感染症のパンデミック(世界的流行)が起きる可能性があるとし、今回のパンデミックで学んだ教訓を無駄にせず、次の流行に備える必要があると述べた。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-britain-idJPKBN2IL0Y5、2021年12月6日記事)

 関係筋では、コロナウイルスによるパンデミックは前哨戦に過ぎず、これを踏まえた更なる「本番」がやってくるということが予測されている。
 ビル・ゲイツの警告も、目覚めている人の間では警告ではなく宣言であるということが判明している。ということは、何が来るのか予測を立て、それに備えておくことは無駄ではないはずだ。いや、無駄ではないどころか生命と財産を守るためには欠かせない状況だ。

 コロナの次として考えられている感染症はいくつかあるが、もっとも危険性が高いと思われるのがマールブルグ病で、ビル・メリンダ・ゲイツ財団が出資するGAVIアライアンスのサイトは2021年4月22日に「次のパンデミック:マールブルグ?」という記事を掲載していた。

 マールブルグ病とはなにか。1967年、ドイツのマールブルグという都市を中心にポリオワクチンの製造及び実験用としてウガンダから輸入したアフリカミドリザル(Vervet Monkey)の解剖に従事したり、その腎や血液に触れた職員ら25名に突如熱性疾患が発生し7名が死亡した。この疾患は発生地にちなみマールブルグ病と呼ばれるようになったものだ。マールブルグウイルスはエボラ出血熱と同じフィロウイルス科に分類され、エボラときわめて近いウイルスである。

 なお、以下で「リシン」は、必須アミノ酸の一つであるリシン(lysine)と、ヒマ(Ricinus communis)から得られるリシン毒素(risin)を混同しないように留意したい。

 いくつかのブログが、マールブルグが次のパンデミックで用いられると考えている要因は、まとめると次のようなものだ。
・GAVIのサイトが、マールブルグ病は「我々が知っているもっとも致命的なウイルスの一つであり、感染者の88%を殺す」と脅す一方、実際の死者は1967年以来376人、2005年以来16人しか発生していない事実を掲載していない。
・Primerdesign社が、2005年以来16人しか発生していないマールブルク病のためにPCRテストgenesigを2018年に開発した。
・Soligenix社が、ワクチンRiVaxの治験を急いでいる。RiVaxの主成分はリシン毒素である。
・リシン毒素はリボソームのRNAを加水分解することで生体に必要なタンパク質の合成を阻害する猛毒であり、現在有効な解毒剤が存在しない。
・2021年1月にNIHにおいて、マールブルグウイルスの無症状感染に関する論文が公表された。
・コロナウイルスワクチンの副反応(副作用)として報告されている症例は、マールブルグ病の症状と似ている。

 これまでのコロナのシナリオから、最悪の続編:
・コロナの収束宣言と、ワクチン接種を条件にした国内外旅行の解禁。
・旅行者において出現するワクチン副作用が、マールブルグ出血熱という致死率88%(でっち上げの数字)によるものだと宣伝される。
・大量に出血して死亡する患者の映像がマスメディアで流される。
・リシン毒素(risin)を含むワクチンを打たなければ死ぬと宣伝される。

 とくに、このリシン毒素(risin)と必須アミノ酸リシン(lysine)の類似性が悪魔的で、私自身も調べながら思わず混同しそうになってしまった。「リシンって必須アミノ酸なんだから別に有害じゃないんじゃ?」と思ってしまった。まさにその類似性が破滅的な魔術なのである。「リシンlysine」は必須アミノ酸であり人体に無害という科学的事実が意図的に誇張されて喧伝される。英語でもlysineとrisinであり混同しやすい。検索結果を操作するのももはやお手の物だ。

 まあ、なぜリシン毒素のワクチンがマールブルグに対して用いられるのかという点に関しては、ざっと見たところでは出てこなかったのだが、リシンの混同の件があるのでひょっとすると・・・と思って記事にしてみた。

 また、通常の状態ではウイルスの毒性と感染力は反比例するというのが原則だが、ワクチン接種により免疫が低下している状態でそれがどの程度妥当するのかという問題も懸念される。とにかく落ち着いて生き延びるように最善を尽くすほかあるまい。いま日本のテレビでもたけしや松本人志がワクチンに疑問を呈するような発言をするなど潮流の変化が見られるが、あくまで次のフェーズに入ったシグナルと解釈するほうが適切だろう。

リシン毒素について:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/kansen-center/shikkan/ra/ricin1.html
リシン毒素:https://www.aist.go.jp/Portals/0/resource_images/aist_j/aistinfo/aist_today/vol05_12/vol05_12_p16_19.pdf
マールブルグ病が次のパンデミックか? https://www.nationaltimesaustralia.com/health/is-the-marburg-virus-the-next-manufactured-pandemic/
http://indymedia.ie/article/108016